コールセンターで働く!  採用される志望動機の書き方と面接のコツ

こんにちは。
応対品質アドバイザーの眞島愛です。

「働いてみたい!」
と思うコールセンターを見つけた時

次の問題は

履歴書(志望動機)作成と面接ですよね。

「未経験だけど大丈夫かな」
「働くのが久しぶりな私でも採用してもらえるかしら」

と、

コールセンター未経験者や久しぶりの社会復帰の方。
確かに、不安になりますよね。

私も未経験からスタートしましたから、
そのお気持ちわかります。

でも実際には、

コールセンターでは多くの未経験者や主婦の方が働いていらっしゃいます。

同期の仲間や新しい友人ができて、
イキイキと働いている方がたくさんいますよ。

そして、

「前もコールセンターで働いていたから大丈夫だろう」

と思っているコールセンター経験者のあなた。

油断は禁物です。
意外と経験者が面接で不採用になる事があるんですっ。

私もフリーになった後、
もっといろんなコールセンターで働いてみたくて面接にいきましたが
落ちたことがありました。。。

(まぁ、履歴を見た担当者に「SVになりませんか?」って言われたのに、
 「フリーランスの仕事を増やしたいから現時点でSVは考えていません。」
 って、きっぱり断ったらそりゃー採用しないですよねぇ。。)

そんなことにならぬよう、
あなたの経験を活かす志望動機で
コールセンターでさらなる活躍をしてくださいね。

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1.志望動機が大切な理由
2.コールセンターが求む人材
3.志望動機の書き方のコツ
4.志望動機の具体的な書き方
 〇コールセンター未経験者
 〇コールセンター経験者

5.志望動機の注意点
 ※これを書くとマイナスポイントの可能性。
6.志望動機をいかす面接のコツ
7.まとめ
 ※志望動機の大切さと面接の心構え。

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1.志望動機が大切な理由

志望動機が大切な理由は、

「この人はうちの会社で働けるかな?」
「この仕事に適しているかな?」
「素直に吸収して成長するかな」
「長く貢献してくれるかな?』

ということを判断する要素だからです。

もし、あなたが採用する側だったら、
この人と一緒に仕事が出来そうかどうか考えますよね?

コールセンターの仕事で大切なのは
経歴や資格よりも、コミュニケーション力。

相手の顔が見えない電話での接客業ですから
お客さまからのご要望やご意見に誠実に向き合う傾聴力や
聞き取りやすくわかりやすい話し方が重要になります。

また、

社内の指針や新しい知識の習得、
急なルール変更にも柔軟に対応できる適応力や
成長意欲のある人を求めています。

書類をみたり、面接の時間は限られていますから、
その中でそれらのことを判断しなければなりません。

ですから、

志望動機に対する考え方や書き方、
面接の時のやりとりが
とても重要なんです。

志望動機の重要性がおわかり頂けましたか?

では、次の項で
実際担当者がどんな人材を求めているのかご紹介していきますね。

もちろん「求める人材」は
会社や業務によっても多少変わりますので、
ご参考にして頂けると良いと思います。

2.コールセンターが求む人材

それはズバリ!

「円滑なコミュニケーションが取れて
 スキルをつけて成長したいと考えて
 安定して長く勤めてくれる人」

なのですー。

実は、
昨今のコールセンターの課題の一つが「採用」。

そう、コールセンターは人手不足〜(泣)

ひと昔前のコールセンターって、

「質より量」

というところがあって、
繁忙期に合わせて大量に人を採用して短期で終了という
売り上げや数字が重要視されている傾向が強くありました。
(まぁ、今もそういうセンターはありますけど…)

なんだか、使い捨てみたいで大切にされていない感ありますよねぇ。
(もちろん、会社としてはそんなつもりはないんですよ。
 それに、当時は時代背景的にも、双方それを望んでいたという部分もあります)

まぁ、でも、それじゃあ働く方だって、
「すぐに契約が終わるし、めちゃくちゃ忙しいし、
 ちゃんと研修してもらってないのに、
 高いスキルを求められるし、なんじゃーーーーい!!」
って辞めたくもなりますよね〜。

それが、

時代と共に、お客さまの求めるサービスや接客のレベルが高まりました。
それを受けて「サービスや接客応対の品質」を重視する企業が増えたのです。

以前のような、即戦力型の短期採用の仕方では、
お客さまや企業の求める「品質」には対応仕切れないのですね。

ということで、コールセンターも企業の顔として
「質の良い接客応対品質」のオペレーターの育成が急務となりました。

ですから、

「安定して長く勤めて、スキルをつけて成長したい」

と考えている人を求めているのです。

長く働いて質の良い接客スキルを身につけて欲しい。
大事な人材を丁寧に育てていきたい。
一緒に企業のブランド力向上や利益のために頑張りたい。

と考えています。

そんな人、めちゃめちゃ欲しい〜。

そこを理解して、採用される
志望動機で面談にのぞみましょう。

3.志望動機の書き方のコツ

 ①その会社の良さや働きたいと思った理由を書き出す。
 ②理由をアピールポイントに合わせて振り分ける。
 ③自分自身の長所や短所、経験を書き出す。

①その会社の良さや働きたいと思った理由を書き出す。

オススメは、求人のサイトや紙面を活用すること。

なんといっても

そこには会社のアピールポイントから求める人材まで
ぜ〜んぶ書いてあるのですから。

まずは、

サイトや紙面を見て 
「イイな、魅力的〜」と思った理由を書き出してみましょう。

いきなり書類に志望動機を書こうとしても、
「はて、何を書こうか」とにらめっこが始まるものです。

一見関係がないかな?と感じるものでも
自分の大切にしていることを知る機会となりますから
思いつく限り書き出しましょー。

②理由をアピールポイントに合わせて振り分ける。

書き出したら、
アピールポイントに合わせてわけてみます。

例えば、

①継続長く働けられる要素(家が近い・シフト制で両立できる)
②コミュニケーションに繋がる要素(経験が活かせそうな業務・職場の雰囲気)
③成長に繋がる要素(昇級・研修)

こうやってわけてみることで、

何を書くのかが、
少しはかわかりやすくなりませんか?

次に、ご自身の長所や短所、
これまでの経験を書き出していきます。

③自分自身の経験を振り返り書き出す。

長所、短所。
思いつかなければ、家族や友人に聞いてみるのもありです。

それから、

これまでのお仕事や人間関係で印象に残る経験や出来事。
ありますよね?

例えば、

 「子供の学校の集まりで、司会に挑戦したことがある」とか、
 「飲食業でのアルバイト経験があり、笑顔を褒められたことがある」とか。

その時の体験での気づきや学び、どんな対処をしたのか、
大切にしたことや心がけてたことを書き出します。

なるべく具体的なエピソードだといいですね。

さぁ。

出揃ったら、いよいよ志望動機を書いていきましょう!

良いと思った理由を書くとはいっても、
「家が近くの為」とか、
「シフト制で休みが取りやすそうだった為」
なんて書いたら…いくらなんでもダメですよねぇ。

4.志望動機の具体的な書き方

ということで、
未経験者・経験者別の書き方のコツです。

〇コールセンター未経験者の例

「コールセンターの経験はありませんが、接客の経験があります。
 お客さまが喜んでくださるのがとても嬉しかったですし、
 初めは購入意思のなかったお客様も、私のオススメでご購入頂けることもありやり甲斐を感じました。
 言葉遣いや敬語などは重要視されていなかった為、その点について不安はありますが、
 こちらで勉強して身につけていきたいと思います。」

〇コールセンター経験者の例

「前職はインバウンドの受注センターで勤務しておりました。
 キャンペーンの受付センターでしたので、基本的な受付やお問い合わせが主でした。
 そこでは研修担当しており、やり甲斐も感じていましたが、
 よりお客さまに寄り添った応対やスキルを身につけたいと思っておりました。
 御社は○○のカスタマーセンターですし、研修や育成の制度も充実していると記載がありましたので、
 さらなるスキルを身につけて貢献したいと考えております。」

と、例文は書きましたが、

一辺倒な似たり寄ったりのことを書くよりは、
ご自身の経験をふまえて書くことで真実味や信頼感も高まります。

あまり難しく考えずに、どうして働きたいと思ったのか、
今後どうなりたいのか、
ご自身の中で大切にしていることを大切にされてくださいね。

5.志望動機の注意点

※これを書くとマイナスポイントの可能性。

①ネガティブなことや、前職の悪口は絶対にやめましょう。

すでにお気づきかもしれませんが、

「あれが嫌だった、これが嫌だった」
「前の会社は全く対応してくれなかった」

なんて、
かなり印象が悪いですし、あなたの評価を下げてしまいます。

「物事を肯定的に受け止められないのかな。
 人や会社のせいにして、成長がみられないかも」
「ウチの会社でもそのように受け取られかねない」

と嫌厭される可能性が高くなります。

②自分の要求や希望ばかりになっていないか気をつけましょう。

できれば有利に、好条件で働きたいのは誰しも思うこと。
でも、採用するのは会社です。

「○曜日と、○曜日は不可」
「お昼は○時から欲しい」
「昇給はどのくらいの頻度でありますか?」

など、面接の段階でこのようなことを言われたら、

「なんだか、採用した後も面倒そうだな」
「柔軟な対応が難しそうだな」

と判断される可能性もあります。

できれば、

「基本は、○・○曜日のお休み希望ですが、
 状況により出勤可」
「早くスキルを身につけて、昇進出来るように頑張ります」

と言われた方が、やる気を感じることができます。

ちょっとした言葉や表現の仕方にも気を配りましょう。

6.志望動機をいかす面接のコツ

いくら立派な志望動機を考えても、その伝え方によって採用担当者が受ける印象は変わります。

コールセンターのお仕事ですから、円滑なコミュニケーションが取れるか、
話し方や言葉遣いは必ずチェックされます。
これは、経験・未経験関係ありません。

いうなれば、面接官はお客さま役でもあるのです。
コールセンターで働くことを意識して面接に臨みましょう。

人の話を聞く姿勢
問いかけに対する反応
正確に聞き取れているか
わからないことをそのままにしないか
声の明るさや、語調の丁寧さ
聞き取りやすい発声発音

さらに

面接は対面ですので、

相手に好印象を持ってもらえるような表情
入退室や椅子に座る時の所作
座った時の姿勢や、話す時の目線なども大切です。

と、

ここまで書くと
「えー、そんなにチェックされるの?」と思うかもしれません。

そんなに心配しなくても大丈夫ですよ。
採用担当者だって、はじめから落とそうと思っているわけではありませんから。

適度な緊張感を持ちながら、
笑顔や挨拶を心がけましょう。

「人当たりがよくて感じのいい人だな」と
感じてもらえるって、とても重要なことです。

7.まとめ

「志望動機」というと難しく感じるかもしれませんが、簡単にいうと
「どうしてウチで働きたいって思ったの?』ということです。

志望動機は人それぞれ。
経験も人それぞれですが、

仕事をすると人生の多くの時間を費やすのですから、
これからのことも含めて
自分自身の「志望動機」に向き合われてみてください。

なんとな〜く書くのではもったいないですよ。

それと、

面接や書類で不採用になっても落ち込み過ぎないでくださいね。
もちろん、振り返り何が要因だったのか、
改善できるところがあるのかを考えるのは大事です。

ただ、単純にあなたと会社の希望が合わない場合や
得意とするところが業務内容と合わない場合もありますから。

あ、そうそう!

コールセンターの場合、
採用の問い合わせの電話をかけた時から選考が始まっていると思ってください。
その時の電話の印象って、実はかなり結構重要だったりしますー。

志望動機や面接は、第一歩。
素敵なコールセンターと出会えることを願っています⭐︎

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